ザッハトルテ
以前ウィーンを訪れました折、ウィーンでおやつといったらやはりザッハトルテでしょう、という事でいただいてまいりました、ザッハホテルのザッハトルテ。チョコレートたっぷりのケーキなのですが、これがとっても甘々。しかも一緒に注文いたしましたのが、やはりウィーンといったらウィンナーコーヒーでしょう、とクリームのたっぷりのったメランジュというコーヒーだったものですからもう大変。甘々々。失敗しました。
周りを見回すと、ウィーンの方達は、ザッハトルテを注文したらコーヒーはシンプルなもの。(ウィーンにはウィンナーコーヒーというものはありませんで)メランジュやアインシュペナーといった生クリームを添えたコーヒーを頼んだ時にはそれだけを味わう、という注文の仕方をしていらっしゃいました。それが正解だと思います。
この時迷ったのが、どちらが元祖かを争っているというデメルという洋菓子店のザッハトルテ。こちらは日本のデパートでも買い求める事ができますので、たまに食べたくなると買ってまいります。チョコレートの風味、スポンジのしっとり感、ジャムの甘酸っぱさ、こちらも甘々ではありますがとてもバランスが良く、私はザッハホテルの物よりも、デメルのザッハトルテの方が好きです。デメルのマロニートルテという栗のタルトも素晴らしく美味しくて大好きです。
どれも本当に甘い物がお好きじゃない方はうんざりとされる、甘さかとは思いますが。