奇遇



銀座にありますメゾンエルメスのエレベーターはドアの一部がガラス張りになっております。

下の階から上がって来たエレベーターに乗っていらっしゃるのは、まあ、作家の林真理子さんではありませんか。狭い狭いエレベーターの中で二人きりになってしまい少々緊張。ボタンを押されていた階でドアが開いてもお降りにならないので振り返ると「あ、すみません」とおっしゃって降りていかれました。

実は、昔々、あるレストランで食事をしている時にも、林真理子さんがそのお店に入っていらっしゃってお近くの席だった事があるんですよ。その時は、白いスーツ。ふわっと甘い雰囲気を漂わせていらっしゃいましたが、今回は黒の革のコート姿。そのせいもあってか、印象が固く厳しく、シャープになられたように感じられました。