見えなくなっていくもの



朝、時折見かける男の子がいます。おそらく小学校の1、2年生だと思うのですが、登校中の
多くの子供達の中でもひときわ目を引きます。



美少年だから?いえ違います。確かに可愛い少年ではあるのですが、この男の子・・・



ある時は道ばたの木の葉に触れたまま動かず、ある時は「悔い改めよ」と書かれた看板に
見入り、またある時はじっと足元の地面を見つめて立ちつくしています。



きっと君にしか見えない何かが、そこにはあるんだね。