鎌倉



久々の鎌倉。
横須賀線を北鎌倉で降り、まずは予約を入れておきました、『かまくら口悦』で昼食。松茸、銀杏、栗など、季節の食材をふんだんに使った会席料理に舌鼓。大満足。
その後バス通り沿いを鎌倉駅方面へ。古いお寺に萩の花、曼珠沙華が咲き乱れる様子というのはなんとも宜しゅうございますね。途中、『鉢の木』で、ちりめん山椒を。歐林洞でパトロンというチョコレート菓子を。『豊島屋』で鳩サブレー、和菓子などを買い求めつつ、目指しましたのは、以前より一度訪れてみたいと思っておりました仕掛け絵本専門店、『メッゲンドルファー』。
鎌倉駅を過ぎ、歩くこと更に5分ほど。水周り用品、ガス機器のショールームの一角、という意外なお店構え。オープンスペースで、なんとなく書店というよりも、絵本の展示即売会のような雰囲気です。品揃えは、特に珍しい本や、古いしかけ絵本を取り扱っているということではなく、インターネットで入手可能なものがほとんど。特別欲しいと思う本もなく、ちょっぴりがっかりしたり、安心したり。よい点は、とても多くの種類の仕掛け絵本の「見本」が用意され、実際に開いて中身を確認することができること。買ったものの、思っていたのと違ってがっかり、ということがなく、納得して購入できるという点では有難いお店です。
ただ、その「見本」の扱いが、子供だけではなく大人も、私から見ましたらたいへん乱暴。あれでは、あっという間に絵本がぼろぼろになってしまいますでしょう。絵本達が可哀想ですし、店主さんは気苦労が絶えないであろう、と少々悲しい気持ちに。もしも私がお店番などいたしましたら、お客様に「もっと大切に」と注意してばかりになってしまいそう。どんなに好きでも、仕掛け絵本店の店員は絶対に務まりそうにありません。