Vilac Boutique et Schoenhut Toy Piano



昨日、銀座三越にまいりましたら地下の子供用品売り場に「ヴィラックブティック」という玩具店がオープンしたというので見てまいりました。フランス、モンターニュ地方の森と湖に囲まれたジューラ地方で、ナルシス・ビレさんが木製玩具を作りはじめたのがVILAC(ヴィラック)者の始まりだとか。社名の由来は、ビレ(Villet)さんの頭文字とラッカー塗装のLACをあわせて出来たそうです。ドイツの玩具と比べますと、パステルカラーなども多く使われ、色合いは明るく鮮やか。また、動物や昆虫のなど、顔のある玩具は呑気なとぼけた表情をしております。
Vilac http://www.vilac.com/products.htm (お時間がございましたら、fan de vilacをクリックしてみていただけませんでしょうか。まさ君が大好きなのは…く、口?)


店内をあれこれ見ておりますと、なんとも可愛らしいトイピアノが二台展示されているのを発見。このピアノはヴィラック社のものではなく、取り扱いをしているというSchoenhut(ショーンハット?)社製のもの。弾いてみても良いと書かれてありましたので、早速弾いてみました。…うぅぅん、ちょっとがっかり。良い音色ではあるのですが、ピッチがあまりに狂いすぎております。これが最初のピアノでは、子供の音感に良くない影響がありそう。
パンフレットには「金属バーを小さいハンマーで打って作られるユニークなチャイムのような音。どこか心に残る音色です。はじめから子供に、正確な指伸縮性を身に付けさせる為に、鍵盤のサイズはフルサイズのピアノと同じになっています。」と書かれているのですが…。私が考えますに、小さな子供に必要なのは、フルサイズの鍵盤などではなく、何よりも正確な音の高さ、だと。オープンしたばかりのショップで、しかもイエローピアノ、マイファーストピアノ、二台共。たまたま状態の悪いピアノが展示されていたと考えられなくもありませんが、もしもそうではないとしたら、なんと罪作りな…。Schoenhut、130年の歴史を持つトイピアノのメーカーだそうです。
Schoenhut(http://www.toypiano.com/



〆張鶴 純