めまい



昨年末から喉が痛かったのですが、元旦の夜から風邪を引いてしまいました。熱はないものの、咳と鼻水とだるさが辛く、3日に実家から部屋に戻ってもずっと寝込んだまま。5日に病院へ行き、薬を飲み、7日の仕事始めには出社したものの、翌8日には部屋を出たとたんぐらんぐらんと世界が大きく揺れる酷いめまいで座り込んでしまい、這うようにベッドに。またまたそのまま寝込んでしまいました。

その後なんとか仕事はしていたものの、どうにもふらふらするので、今日はちょうど膵炎の検診があったのでついでと言ってはなんですが耳鼻科でも診ていただくことに。

膵炎の検査の方は「2週間ぐらい前の食事にやや問題があったようですね」とお正月の飽食を叱られたものの、なんとかOK。続けて耳鼻科にまいりますと、もの凄い量のアンケートに答え、血圧を測り、聴力検査、そして目の検査、とそこまで酷い眩暈でもないのに申し訳ないような立派な検査を。

診断の結果は、「薬の副作用の可能性もあるし、風邪が原因かもしれないが、検査結果からもまず心配ないでしょう」、とのこと。そして私の足元を見て笑いながら「今日はそのハイヒールで来たんですよね?心配ありません。眩暈がひどかったら絶対にハイヒールでは歩けませんから」と。

ただ、めまいというは恐い病気が隠れていることもあるので、「まっすぐ歩けない。手先に痺れがある。後頭部が痛い」などという症状が一緒に出た場合にはすぐに病院に来てください、とのお話でした。

本格的な聴力検査というものを初めて受けましたが、なかなか興味深い経験でした。ヘッドホンをして、ピ、ピ、ピ、ピ…という音が聞こえたら手渡されたボタンを押す、というもの。色々な高さ、大きなのピ、ピ、ピを聞いて素早くボタンを押さなくてはいけないのですが、自分の脈のドクン、ドクン、という音や、血液検査があるため朝食抜きだったので鳴るお腹のギュルルという音などがかなり大きく聴こえて、ピピを聴く邪魔になってしまうのです。

音楽業界で仕事をしていることもあり、耳の聴こえが悪かったらどうしましょう、と結果を聞くまではちょっとドキドキだったのですが、「大丈夫です。問題ありません。逆に耳は良いほうですよ。ちょっと1000ヘルツが聴こえにくいようですが、それでも平均よりもずっといいです」とのこと。良かったー。ほっとしました。

1000ヘルツはもしや脈の音に重なっていたのではないかしらん。

画像は一昨日観に行ったものの、途中で頭痛とめまいがしてすぐに出てきてしまったサントリー美術館の「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展入り口。元気になってきたので、また観に行かなくちゃ。