『東ベルリンから来た女』



先だって、映画『東ベルリンから来た女』の試写を見てまいりました。

良い映画です。好きな映画が一つ増えました。

ベルリンの壁崩壊の9年前ー1980年夏、旧東ドイツ
秘密警察(シュタージ)の監視の下、
美しい女医が田舎町の病院に赴任してきた。
自由で豊かな西側への“脱出”の日が近づくなか、
東に生きる誠実な医者の男に出会う。
医師として、女として、彼女が下した魂の決断とは ―。



時代は違いますが、私利私欲に走りがちな、今の日本の政治家や官僚さんたちに是非ご覧いただき、過酷な状況下でも、人として悔いのない生き方を選択した彼女の姿から何かを感じてほしいです。そして、自分も最後の時に悔いのない生き方をしたい、と。

劇中、バルバラが弾いているピアノ曲は、ショパンノクターンバルバラと医師アンドレの会話にに出てきた小説、「郡医師」はツルゲーネフ猟人日記」の一篇とのこと。

2012年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞、2013年アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表決定。『善き人のためのソナタ』をご覧になられた方は、こちらの映画も是非。
http://www.barbara.jp/