BLUE NOTE TOKYO



上野の後は、ブルーノート東京で、高校からの友達susieちゃんと待ち合わせ。この夜のライブは『菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール・ウィズ林正子&カヒミ・カリィ』。弦楽四重奏、ハープ、バンドネオンも加わり、盛りだくさんの編成。普段あまり聴かない種類の音楽でしたが、新鮮で楽しかったです。

この日案内されましたのは最前列真正面かぶり付きという、菊地成孔さんの熱狂的なファンの方には申し訳ないような良い席。カヒミ・カリィさんは容姿もお声も愛らしいこと。ソプラノの林正子さんは声量たっぷりでPAがお邪魔に感じられるほどでしたが、パーセル作曲のオペラ、Dido and Aeneasの"When I am laid in earth"は巻舌たっぷりの英語で女王ディドがイタリア人のようでございました。

菊地さんの、「いい男といい女と、そしていい音楽を信じて。それがあれば大丈夫」という言葉に、ステージの全てが表現されていたような。自分がカッコいいと信じた道を突き進んでいるという印象。舞台に立つ人間というのはなんと申しましょうか、自分に酔い痴れるということも大切で欠かせないことなのだわと感じました。