とらや



お正月はやはりケーキよりも和菓子の気分。元旦には実家で『花びら餅』を。三が日明けには、知人がとらやの和菓子を届けてくださいました。
『好文花』、『かさね葉』、『霜の葉』、そして『千草の里』。
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お菓子に添えられておりました、「きんとん製の取り出し方」というしおりに書かれておりました文。

きんとん製は、先の細い箸をお使いになるとそぼろが潰れず、きれいに器に移していただけます。
1、箸の先をぬれ布巾で軽く拭きます。(そぼろが箸に付きにくくなります。)
2、箸でお菓子の底を軽く挟み、すくうようにして持ち上げ、器に移してください。

読まずにトレーから出してしまいましたので、画像の『かさね葉』はそぼろが潰れ、小さくなってしまっております。
しおりの最後には、

和菓子は、まず菓銘を聴き、そして目で鑑賞し、香りを楽しみ、楊枝で切り、味わうという五感の総合芸術といわれております。
出来上がりの姿そのままにお召し上がりいただければ幸いでございます。

と。菓銘を聴く。良い言葉です。
とらや、次回販売の生菓子もどれも美しいこと。『春隣』を買い求めましても、今度は上手に取り出すことができそうな気がいたします。