諸々



27日は会社を少し早く出まして六本木ヒルズへ。完成した(と申しましてもまだオリバーがフィンランドへ戻ってから少し手を入れる予定とのお話でしたが)『不平の合唱団』の映像を参加メンバーと共に見たのち、森美術館、『医学と芸術展/テレルヴォ・カルレイネン+オリヴァー・コフタ=カルレイネン(不平の合唱団)』の内覧会とオープニングレセプションに出席。美術館内の特設ステージで最後のパフォーマンスをした後、レセプション会場へ移動。ドラァグクイーン、電飾内掛スーツ(全身白色LED)お召しのアーティストさん、他にも奇抜なファッションに身を包んだ方々も多く、なるほど森美術館主催のパーティーにはこのような方々が集まるのね、と。皆と楽しく語らいながら良く冷えたニコラ・フィアットを少しだけ。六本木の居酒屋へ移動して、作曲家の大口俊輔さん、合唱指導/指揮の神田智子さん、メンバー有志と表参道に続き二度目の打ち上げ。午前様で帰宅。
28日はまずミッドタウンのサントリー美術館へ。『清方/Kiyokata ノスタルジア −名品でたどる 鏑木清方の美の世界−』のエデュケーション・プログラム、ワークショップ『線画で描く美人画』へ参加。講師は日本画家の三浦耐子さん。岩絵の具、和紙、などについての楽しいお話に続き、無謀とも言える日本画、清方の『春雪』の模写に挑戦です。まず画用紙に木炭で“臨写”。続いて筆の扱いに少し慣れましてから、“上げ写し”という方法で墨で描きましたのが画像の絵。お恥ずかしいような出来ではございますが、今回のワークショップに参加いたしまして大きな驚きでしたのが、実際に自分で描いて見ますと絵の見方がが大きく変わる、ということです。ただ作品を「美しい」と見るだけではなく、この美しさを表現するためにはいったいどのような画材を、技を使い、工夫を凝らしたのか、今までとは違った視点で見ることができるようになり、たいへん良い経験であったと感じております。
続いて森美術館へ。『テレルヴォ・カルレイネン+オリヴァー・コフタ=カルレイネン』のアーティストトークへ。『不平の合唱団』についてだけではなく、彼らが手掛ける他のプロジェクトについても興味深い話をあれこれ。『医学と芸術展』の展示も見ましたが、合唱団の知り合いに会うとつい立ち話をしてしまい、じっくりと見ることはできず。こちらはまた改めまして。そしてせっかくMAMCの会員になりましたので、六本木ヒルズの屋上、スカイデッキへ。楽しい!建物が建っている海抜が高いのだそうで、ほぼ同じ高さのはずのミッドタウンが低く、高いはずの東京タワーがほぼ同じ高さに見えます。寒くなると空気が澄んで一層景色が美しくなるとか。また訪れることにいたしましょう。
そして29日。今日は一日のんびり孫の世話。12月も次々予定が入り、何かと慌ただしい日々となりそうです。