諦めない
id:aquioさんが亡くなられてから9か月。今日はドイツから来日中のGさん、そして山梨からわざわざ駆けつけてくださったIさんと、aquioさんが残した宿題の一つ、絵本展について銀座で打ち合わせ。去年の秋はまだaquioさんとGさんと三人で、銀座で冗談を飛ばしあいながら打ち合わせをしておりましたのに。寂しいことです。
さて、実現させようとしております絵本展は、海外からコレクションを運んでの展示になりますので予算も嵩み、このご時世実現させるのは難しいであろうとの意見が大多数。でも、Gさんも私も諦めません。
今、孫が最近難しいことをする時に良く口にする言葉が、「むり?むり?」。そう、無理かもしれない。でも、「そうね、無理ね」、と言ってしまったら、無理、できない、は決定してしまいます。無理かもしれないけれども、諦めない。出来ることをしてみる。少しでも動き続けてみる。そうすれば、今回のIさんのように、協力をしましょうとおっしゃってくださる方が出てくる。
今回の絵本展の企画書を作るにあたっては、有馬の博物館のスタッフが作成したものを、博多から水戸に移られたKさんがお忙しい中校正をしてくださったのですが、これがあまりに的確で素晴らしくて、そして厳しくて。びっしりと赤の入った企画書をプリントして地下鉄の中で読んでおりましたら、こんなにも真剣にチェックをしてくださったのだわ、と嬉しくて思わず涙ぐんでしまいました。このようにアドバイス、応援をしてくださる方もいる。
本当にありがたいことです。「むり?」、「ううん、無理じゃないと思う」。
※画像は、お土産に買って帰りました、銀座鹿乃子のあんみつ。蜜は黒蜜、白蜜、黄金蜜の三種類から選び、あんずあんみつにはあんずシロップも添えられております。とても美味。