神宮外苑花火大会



仕事を終えて帰宅をいたしましてから、娘と孫を誘って神宮外苑の花火大会へ。散歩がてらてくてく歩いてまいりますと、だんだんに花火の音がクリアになり、空が色とりどりに染まるように。
指定席を買い求めずに、あまり会場に近づいてしまうと、立ち止まらずにずっと歩き続けなくてはいけないとのことで、規制のない場所から鑑賞をすることに。ビルと木々の合間からではありますが、十分綺麗に花火が見える、というポイントにたどり着いた瞬間、WATER WORKSのトラウマから抜けられずにいる孫が、帰るー!と大泣き。
保育園の同じクラスのお友達に偶然会い、その男の子は余裕でパックの牛乳を飲んでおりますのに、我が孫は、花火の盛り上がりと同じ曲線でひいーーーっ!と絶叫。見まわしましても花火に怯えている子供など一人もおりませんのに。帰っているふりをしながら、更に良く見えるポイントを探して移動をしていたのですが、あまりの恐がりように本当に帰ることに。途中で花火大会が終わり、音が聞こえなくなってようやく安堵の表情。これは三国一の恐がりのようです。いやはや。
でも、怖がり、慎重派、も必ずしも良くないことではないと思っております。私の知人で、それはそれは豪胆で大らかな人がおりましたが、実は、彼はとても怖がりで繊細な人でした。あるたいへんな冒険を成し遂げた人物が、実は私はとても恐がりで慎重です、と話しているのを聞いたこともあります。
恐がりでもいい、かっこいい男に育ってほしい、と祖母は願っております。