C-TOY



岡山の博物館副館長のHさんから、先月開催されました、おもちゃコンペの図録が届きました。
図録には、入賞作と、全ての応募作、約150点がカラーで紹介されておりまして、木製玩具好きとしたしましては、見ておりますだけでも楽しいもの。
審査員は、玩具の研究者でもあり世界有数の木製玩具のコレクターでもあるKさん、玩具デザイナーのAさん、ドイツN社のデザイナーのHさん、そして、id:aquioさんの突然他界のため、以前ドイツ旅行をご一緒した組み木デザイナーのOさんを迎えての四名。
審査風景の写真の中には、お手伝いの為に来日されたGさんの姿も。画像を見ながら、きっとこの審査会場では、コンペの発起人であり、企画者でもあったaquioさんも絶対に立ち会われていたであろう、と。
「本当に良いおもちゃ」、を世界の子供たちの手に届けたい、と強く願っていたaquioさんの想いが、どうかしっかりと受け継がれていきますよう、このおもちゃコンペが今後も引き続き開催されますよう、願っております。
※画像は冊子のあとがきに添えられたイラスト。クルト・ネフさんと、aquioさんが、おもちゃについて楽しげに語り合っているところでしょうか。aquioさんがネフ社の積み木で遊んでいるところを拝見したことがありますが、作り出される美しい造形と、手さばきの見事さは、まるで魔法を見ているかのようでしたものね。