Christoph Columbus / Santa Maria  6



裏表紙にも描かれております、“コロンブスの卵”。どのような話だったかしら、と調べてみました。
新大陸を発見した功績を祝う宴で、ある男から「君が新大陸を発見できたのは、ただ西へ西へと航海してみただけじゃないか。たまたま運が良かったのであって大したことじゃないね。」と言われたコロンブスは、「まあ、そうかもしれん。そうだ、君、ちょっと机の上に卵を立ててみせてくれないか」と答え、何度か試みて卵を立てることのできなかった男は「こんなこと、できるわけないだろう」と。
そこでコロンブスは卵を手に取ると、端の部分をこつんと当てて潰し、机の上に立てた。「そんなことなら、私にだってできるさ。」という男に対し、「そうです。そこに目を付けなければできない。目を付けさえすれば、誰にでもできる。何でも人がした後にするのは容易なんですよ。私が新大陸を発見したのも、これと同じ理屈です。」
というお話。後世の創作であるという説が一般的なのだそうですが、さて、どうなのでしょうか。