ピカソ、虎屋、ピカソ



婿は仕事とのことで、娘、孫と三人で、サントリー美術館『巨匠ピカソ 魂のポートレート』、国立新美術館『巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡 』、とたっぷりピカソ。いやあご馳走様でした、というぐらいたくさんのピカソの作品を見てまいりました。これだけ多くの作品をまとめて見ますと、作風にいたしましても、女性にいたしましても、その時々のピカソのマイブームのようなものがはっきりと伝わってまいりまして、前回サントリー美術館での展示だけを見た折よりも楽しむことができました。孫の興味はピカソの作品と、その作品を見に集まった人、半々といった感じ。
途中、お昼はミッドタウンの虎屋菓寮で、だしかけご飯と葛切を。この時期限定で、だしかけご飯にかけるおだしがお澄ましではなく白味噌仕立てとのことで、これもまた大変結構なお味。さすが虎屋、葛切も、これが葛切というものよね、という美味しさ。もう一つ、さすが虎屋、と思いましたのが、お土産に買い求めましたお干菓子の『推古』。和三盆糖を使った干菓子というのは数多ございますが、口どけといい、和三盆糖の風味といい、この『推古』に勝るものを存じ上げません。
さて、今日は孫を、いつも使っておりますベビーカー、“エアバギー・ミミ”ではなく、以前に譲っていただいた“おんぶっこバギー”というものに乗せてきてみていたのですが、これがちょっと大変でした。孫は、周りの景色が360度見ることができるので大喜びだったようですが、ちょっとの段差も乗り越えられず、何度も手や足を使って持ち上げるよう。一度止まると何かの拍子に車輪が動かなくなってしまうことしばしば。交差点などでは危ないことも。孫も、起きている間はよかったのですが、眠ってしまうと後ろに寄りかかることができないので、前かがみで胸を圧迫するような体勢になってしまい、ちょっと苦しそう。譲ってくださった方もぜんぜん使わなかったおっしゃっていましたが、これはちょっと使い勝手のよくない商品かもしれません。エアバギーミミがどれだけ操作が楽で、よくできたベビーカーなのかを再確認することとなりました。