鮎になる



ミッドタウンのASHIMIZUは午後5時スタート。昨日はサントリー美術館の展示を見終えるとちょうど、5時少し前。明るいASHIMIZUも一度体験してみることに。
受付にまいりますと、平日と違い子供連れが多く、たいへん賑やか。係員さんからは、「混雑時には、20分以内のご利用とさせていただく場合がございます」とのアナウンスも。
このASHIMIZUの会場となる人口の小川は、基本的には立ち入り禁止。席に座って足を水に浸すことだけが許されているのですが、ASHIMIZUの為に集まった親に連れられた子供達が勝手に水にじゃばじゃばと入ってしまい、しかも濡れた足のままで所選ばず上がってまいりますものですから、座る為に用意されたスノコがびしょびしょに。それでも注意をしたり、濡れてしまったスノコを拭く親は一人もおりません。お行儀が悪いこと。
そんなこんなで少々暗い気分になりかけたのですが、指定された席に座り、冷たい小川に火照った足を浸しますと、ああ、なんて気持ちがいい。気持ちよくのんびり涼むもつかの間、一組の親子連れが近づいてまいりまして、私の席の横から小川の中へ。3歳ぐらいの女の子がじゃばじゃばと遊び始めるではありませんか。「ちょっといいですか」の一言でもあれば、こちらも孫を持つ身、気持ちよく「どうぞどうぞ」と遊ばせてあげるのですが、「すみません」、の一言もございません。なんとなく良い気分ではありません。突如鮎のように、「スノコの前の小川は今は私の縄張りでしょ、勝手に入ってこないで」、という気分に。自分の度量の小ささにも疲れ、早々と退散。
ということで、もしもASHIMIZUを試されるのでしたら、週末は避け、静かな平日の夜お勧めいたします。