茅野



ピアニスト2のリサイタル、長野公演。
公演日、ちょうどの時間帯の特急あずさは、指定もグリーンも完売。うっかりしておりましたが、三連休ですものね。指定はあきらめ、11時ちょうどの、スーパーあずさ55号で♪、(とても字余り)向かうことにいたしまして、発車時刻の30分ほど前に新宿駅、中央線特急のホームへ。自由席の列はすでにずいぶん長かったのですが、なんとか一席確保。よかった。
2時間ほど電車に揺られ、降り立ちました茅野駅。長野の風は湿度が低く、なんて爽やか。東京と比べますと、空気が澄んでいる印象。入りの時間まで1時間ほどございましたので、駅直結のホールと同じ建物内のレストランで昼食を済ませたのですが、その折、感動いたしましたのがお子達の躾けのよさ。レストラン内には幼稚園から小学校低学年ぐらいの小さな子供がたくさんいたのですが、皆驚くほどお行儀がいいのです。大声を出すこともなく、席を立って走り回ることもなく、きちんとしております。しかも、レジで会計を済ませておりました祖母と思しき女性が、お店の方に、「子供連れで騒がしくてごめんなさいね」、と。えー、その女性たちのテーブルも、子供連れとは思えないほど静かでしたのに。茅野、たいへん好印象。
この日の会場となりましたのは、素晴らしくモダンで美しいホール。あまりにお洒落過ぎて、ガラスの迷路のよう。見えているのに、そこに行けない。何もないように見えても、思わぬところに磨きこまれたガラス壁。ガラス張りの建物に激突する鳥のように、私もダンボール箱を抱えてガラスの壁に思いきり激突。痛たた。美しい建築がよい建築、とは言えないものですね。
さて、コンサートはと申しますと、思っておりましたよりも多くのお客さまに足をお運びいただき、ブラボーおじ様も数名登場、と大成功。ピアニスト2にとりましても、10日ほど後に控えました東京公演に向け、とてもよい経験となったのではないでしょうか。