KAZARI



サントリー美術館、メンンバーズ・クラブの更新を兼ねて、開催中の、『KAZARI』を見てまいりました。

古来より日本人は、日常生活から祭礼や神仏信仰、戦いの場にいたるまで、身に付ける物や身のまわりの品々などを、奇抜な独創力と旺盛なエネルギーをもって華麗に「かざり」たててきました。祝祭の場を、日常から非日常へと変貌させる演出であった「かざり」。生活の憂いから人の心を解き放ち、また、階級、身分を超えて生きる喜びを味わわせる「かざる」行為、さらに時には実用性を度外視するほどの「かざる」情熱は、日本の文化を形成する大きな原動力です。…

第一章・かざるDNA、第二章・場をかざる、第三章・身をかざる、第四章・動きをかざる。縄文土器からまるで兎のようなユニークな武将の兜、現代のオブジェまで。今日は時間もあまりなく、ほとんど駆け抜けるように見ただけでしたが、大好きなびらびら簪や、昨年の夏に見ました島根県の石見神楽の面、衣装など、興味深い展示があれこれ。次回はぜひ、じっくりと時間をかけて見たいと思います。