何でも食べちゃう



短時間ですが、孫の子守。
男の子は動きが女の子とはぜんぜん違います。握力は強いですし、動きは素早く激しい。声も大きい。娘はどちらかというと、ぽわーっとした雰囲気のおとなしい子でしたので、孫を抱いているとその動きの力強さに驚かされることしばしば。
今日は初めて、孫が離乳食を食べるところを見ました。ご飯の時間だということがもうわかるようで、椅子に座らせ、娘がお粥の入った器とスプーンを手にいたしますと、身を乗り出し、母親の目をじっと見ながらちゃんと口を開けるのです。なんて可愛い。そして口をすぼませ、小さなスプーンから上手におかゆを食べます。食べている時は真剣。意外なことに、口元からだらだらこぼしたりもいたしません。途中で「美味しい?」と訊くと、こちらを見てにーっこり。5匙ほどぺろぺろっと食べ、あっという間にごちそうさま。あとは満腹になるまでおっぱいを。
そういえば、喜ぶからと私が与えて遊ばせておりましたボール紙でできた粉ミルクの空き箱。年末に、娘が横で転寝をしている間に一部食べてしまったのだそうです。途中で気付き、上あごにくっついた紙片は取り除いたとのこと。「喉につまらせなくて良かったわ。もう箱では遊ばせられないわね」、と話しておりましたら、お正月にうんちからしっかりボール紙が出てまいりました。けっこう大きな紙片。飲み込んでいたのだわ、ヤギさんみたい。お腹の中で詰まったりしないで本当によかったです。娘から聞いた話では、うんちから携帯ストラップが出てきた赤ちゃんもいたとか。ボール紙もそうですが、飲み込むのが大変でしょうにね。
画像は、マイスターギルデ社製、ドイツの著名な建築家キューケルハウス(KUEKELHAUS)氏デザインによる白木のおしゃぶり。4種類ある“わ”のシリーズ。60年以上のロングセラーだったとのことですが、この度ドイツの工場での生産が中止になってしまったとのこと。なんとも美しいデザインですのに、どうしてでしょう。もったいない。
この二つは、ぱっと見ると似ているのですが、一つは外側に、一つは内側に溝が付いておりまして、どちらも中に入った木の玉がカラカラと軽やかに転がります。振り回して顔にかんっ、と思いきり当ててしまうので私が預かっておりましたが、だいぶ知恵もついてまいりましたので、そろそろまた与えてみることにいたしましょう。