六本木クロッシング



知人より招待券をいただき、六本木ヒルズ森美術館で開催中の、[ROPPONGI CROSSING 2007:FUTURE BEATS IN JAPANESE CONTEMPORARY ART]へ。「今見たいアーティスト」として選ばれた、36組のアーティストの作品を展示。

作家が情熱と技術を注いで完成させた精緻な手仕事、突拍子もないアイデアから生まれた笑いを誘う表現、観客を刺激するインタラクティブな仕掛けなど、「こんなアートがあったのか」という発見がたくさんあります。

なるほどこれは芸術だわ、というものから、これもアートなのね?、というものまで様々。四谷シモンさんの人形が多数展示されておりましたのは、嬉しい驚き。ずいぶんたくさんの作品を見たことになりますが、印象に強く残っておりますのは、田中偉一郎さんという方の作品。特にその中でも、「パルテノン茶柱」は、タイトルに惹かれ、お茶碗の中を覗き込んで、口元が綻んでしまった作品。
“パルテノン”といえば、どういうわけか、パルテノン多摩で仕事がある度に体調を崩してしまうのです。パルテノン多摩での仕事の前に寝込むことも多いですし、なんとか無事に辿り着きましても、仕事をしている途中でどうにも具合が悪くなり早退をしたことも数度。何ですかこう、私にとりましてよくない方位であるとか、前世にあの辺りで辛い思いをしたとか、何かあるのではないかしらと。そういえば六本木ヒルズも、体調を崩すまではまいりませんが、訪れます度になんとなく背中がぞくぞくいたしますので、何かあるのかもしれません。
森美術館は森タワーの53階。六本木クロッシングのチケットで52階にございます東京シティービューも見ることができるというので、そちらも見てまいりました。東京シティービューを訪れますのはこれが初めて。“選ばれた恋人たちの聖地”などと銘打ちイベントを開催中ですのでさぞや、と思って覚悟しておりましたが、年寄りは目のやり場に困ってしまう東京タワーの展望台と比べましたら、カップルの皆様のお行儀のよろしいこと。夜景は流石に見事ですが、以前一度訪れました49階のライブラリーからの方が更に美しく感じられましたのは、周囲の静けさと気配の違いからでしょうか。
帰りに夜のクリスマスマーケットを覗いて帰宅。