鳥獣戯画



鳥獣戯画がこんなに人気があるものだったとは、今日の今日まで存じ上げませんでした。
サントリー美術館で開催中の「鳥獣戯画がやってきた!―国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」展。まだまだと思っておりますうちに、会期が終わってしまいそうでしたので、仕事を終えてすぐにサントリー美術館へ。
入り口に立つと目を疑う光景が。チケット売場に長蛇の列。会員になっておりますのでカード提示で並ばずに入ることはできたのですが、音声ガイドを借り、会場内にはいりますとやはり。春のオープンから何回か訪れておりますが、これほど混雑しているサントリー美術館を見るのは初めてのこと。最初の絵巻を見ますのにすでに並ばなくてはいけない状況。ずらっと並ぶ作品の前にはびっしりと人垣が。順路途中の売店では、鳥獣戯画携帯ストラップ、鳥獣戯画Tシャツ、鳥獣戯画ハンカチ、鳥獣戯画小皿、など、鳥獣戯画グッズを大々的に販売。目録は、なんと鳥獣戯画エコバッグ付きとのこと。何ですかすっかり見る気が削がれてしまい、隙間から覗けるところだけをちらちらと観賞して外へ。
その後、もう一つ見たいと思っておりました、同じミッドタウン内、FUJIFILMSQUAREで開催中の、「物語のあるクリスマス〜世界の街角 出会いの旅〜」へ。上原寛一郎さんというカメラマンがヨーロッパやアメリカのクリスマスの風景を撮影してきた作品を展示したもの。その場所場所でカメラマン本人が購入してきた思い出の品、オーナメントなども飾られ、とても暖かい雰囲気の展示。昨年訪れました、ザルツブルクドレスデンのクリスマスマーケット、そしてザイフェンの街並みを写した写真もあり、懐かしく幸せな気分に。クリスマスっていいわあ、と思わせる作品展でした。
会場ではアンティーク・オルゴールのミニ演奏会も開催されておりまして。1890年にドイツで作られたというポリフォンのコンソール104。1ペニー硬貨を入れると音楽が流れるという、ジュークボックスのようなオルゴール。もう一台はアメリカ、ポーター社のディスクオルゴールバロック。「オルゴールの小さな博物館」から出張してきたという2台のオルゴールの音色にうっとり。
帰りにDEAN&DELUCAで、夜のおやつを購入して帰宅。本日は麻布十番ポワンタージュのミルクフランス(美味!)と、赤坂アラボンヌーの水曜限定だというシュークリーム(まずまず)。DEAN&DELUCAはお店の中にいつも香しいとは言い難い臭いが漂っておりますのと、ちょっと舌を疑ってしまうような味の食品も販売しているのが不思議なのですが、ポワンタージュのパンを十番まで行かなくても手に入れることができるのはとっても便利で幸せ。ありがとう、DEAN&DELUCA