万国博 カラーカード




24枚のカード。表にパビリオンの画像、裏面に解説。
例えば、ソ連館の解説。

炎のスクリーンが風をはらんだ赤旗を思わせる大壁面が、会場全体を包み込んでしまう勢いで広がっている。てっぺんまでの高さが109メートル。金枠のふちどりがついた赤いカマとハンマーの国章だけで、長さ6.5メートル、重さが4トンもある。背面は雪山を思わせる純白で、「赤は進歩、白は調和をあらわす」と説明されている。内部は柱がほとんど無い大ホールで、その広さだけでも、観客のどぎもを抜くのに十分だ。展示は宇宙開発からファッションまで。レーニン誕生百年目にあたるソ連のお国ぶり、暮しぶりをすみずみまで紹介している。ロシア料理の大食堂は760人を収容できる。このパビリオンにかかった費用は73億円。本国から来る従業員が総勢500人を越えるのも、ずば抜けている。