社会保険庁を装った、振り込め詐欺 



実家にもついに魔の手が。
今日、両親と娘と4人で昼食をとっております時に、一本の電話が。母が出たのですが、どうも様子が変。最初は、「まあ、そうですか。それはありがとうございます」、などと言っていたのですが、名前を訊かれたり、どこの銀行に口座を持っているか、近くにATMはあるか、携帯は持っているか、などを訊かれているよう。残る3名で、鯛の昆布じめ丼をもぐもぐと食べながら、「絶対に怪しい…」、と話しておりましたら、母も「携帯の番号なんて必要ないですよね?そちら社会保険庁ですよね。電話番号を教えていただけますか?確認してこちらからかけ直しますので。はい?フリーダイヤルしかないんですか?はい。じゃ、電話切りますよ」。そして、「怪しいわよね」、と。話を聞いたところ…

相手は地域社会保険事務局の職員と名乗る男性で、特別控除還付金73,650円を振り込むので、手続のため、どこの銀行に口座を持っているか教えてほしい。今日が手続きの期限なので、今から15分以内に銀行に行けますか?無理なら近くのコンビニエンスストアのATMでも手続きができます。携帯は持っていますか?今から携帯と銀行のキャッシュカードを持ってすぐにATMに行ってください。(訝しがった母が、自分の携帯の番号は覚えていないから教えられない、と伝えると)、では今から15分以内に近くのコンビにのATMに行って、0120-XXX-XXXX内線XXの担当ナカムラまで電話をください。15分以内ですよ。

…というような内容の電話だったとのこと。
すぐにネットで検索をしてみましたところ、出てまいりました。社会保険庁の職員を装った詐欺。ATMの前まで誘き寄せた後は、携帯で指示を出し、機械操作に弱いお年寄りに、パスワード入力ですと偽り、999,XXXと送金額を入力させ、100万円近くを騙し取る、という手口だそうな。
騙されかけたことにショックを受けた母は、明日、社会保険事務局と警察に被害の報告をする、と申しております。被害者を増やさないためにも、そうするべきでしょう。両親共にもう70代。母など特に人を信じやすいタイプですので、これからは流行の詐欺の手口などを収集して、色々と情報を伝えておくことに。