Young Concert Artists 2007



ピアニスト2のお母様にお声をかけていただき、銀座シャネル・ネクサス・ホールで開催されました、「Young Concert Artists Festival Week at CHANEL NEXUS HALL, Tokyo」の最終日を聴いてまいりました。
ソロ、室内楽などで、計7名の各国の新人アーティストの演奏を聴きましたが、観客を強く惹きつける魅力が感じられたのは1人、アダム・ニーマンというピアニスト。こういっては他の奏者に失礼になりますが、ほぼ同じメンバーでのモーツァルトの弦楽五重奏がなんとももったりとした、やや退屈な演奏でしたのに、シューマンのピアノ五重奏でそこにニーマン氏が加わったとたん、見違えるような生き生きとした演奏に。あきらかに、彼の豊かな音楽性とピアノの音色の美しさが、周囲をひっぱっている、という印象。1人の才能溢れる奏者が加わることによって、あれだけ音楽が変わるものなのですね。
さて、終演後は毎年恒例のシャンパンがふるまわれまして。プロデューサーのS氏に、「さあ、どんどん飲んでくださいね」、と声をかけられ、思わず「ぐわあ、一杯だけ飲んじゃおうかしら」、と心が大きく揺れましたが、我慢我慢。ピアニスト2のお母様を含め、皆さんが美味しそうにピンクシャンパンを飲むなかで、1人寂しく(一応、しゅわしゅわしております)ペリエを飲み続けたのでした。ぐすぐす。