税務署



代理で還付申告をするために、A税務署へ。確定申告の時期でもございませんのに、なにやら賑わっております。受付を済ませ、番号札を持って待つこと暫し。「お待たせしました、こちらへどうぞ」、担当の係に呼ばれ、席へ。椅子に座りながら、「この時期の税務署というのはこんなに混んでいるものなのですか?」と訊ねますと、「いえ、“今日”が混んでいるのです。3月末が決算の会社が多く、その法人税と消費税の納付期限が“今日”なのです。」とのお話。まあ、そんな大変な日にたまたま訪れてしまったのですね。
これまでにも何度か代理で申告をしたことがあるのですが、何度かまいりましたS税務署では、いつも不愉快な思いを。レシートなどを一枚一枚ゆーっくりとチェックをしたり、電卓で何度も計算し直したりしながら、いつまでもああでもないこうでもないとぶちぶちおっしゃいますものですから、「わかりました。ええとあなたお名前はMさんですね。ダメならダメで結構ですから、この金額なら許せるという額をMさんが提示してください。私も急いでおりますので。」、と少々声を荒げたことも。ですので税務署というとどうもよくない印象が。
ところが、今日まいりましたA税務署の係りの方はとても感じがよくて親切。イントネーションから関西出身と思しき男性係員。さりげなくユーモアを交えた対応で、申告の書類もややこしい所はこりこりと書き込んでいってくださり、領収書も問題があるものだけ、ぱっぱと「これは、使えませんのでお返ししておきますね」、と静かに手渡し。で、あっという間に書類は完成。えー、こんなに短時間で済んだのは初めてのことです、素晴らしい。どんよりと暗い気配の漂うS税務署と比べまして、雰囲気も明るく開放的。気に入りました。これからは、何かお世話になるときにはなるべくA税務署に。