週末



母は二泊三日の予定で友人と箱根へ旅行中。昨日、見知らぬ番号から携帯へ電話がかかり、恐る恐る出てみますと、母から。携帯を忘れてしまい、友人の携帯から電話をしているとのこと。見れば、充電器にはしっかりと母の携帯が。
今朝、起きますと父がどこかへ出かけるようで、そわそわと用意を。
e:「あ、どこか出かけるんですか?」
父:「うん、ちょっと病院へ行ってくる」
e:「今日は日曜日よ。病院お休みじゃないの?」
父:「いや、やってる」
e:「へえ。朝ご飯は?何か食べていくでしょ。ちょっと待ってて、今すぐ用意するから」
父:「ああ…」
食事の用意が整いましたので、父の部屋に「ご飯ができましたよ」、と声をかけにまいりますと、おりません。待ちきれなかったのか、出かけてしまったようです。まあ、なんざましょ。午前9時。
お昼過ぎ、娘が実家にまいりまして、まだ持っていっておりませんでした、服や楽譜などを整理して新居に運ぶことに。とても一度では運びきれませんので、とりあえず積み込めるだけ車のトランクに積み込み新居へ。
長く乗っていなかった埃まみれのジャガーは、走り始めますと、プーオーーン、フオーン、と今までに聞いたことのない悲しげな音を。娘が「あまりに汚いので、この姿で都心を走るのは恥ずかしいよお、って言ってるんじゃない」と申しますものですから、途中ガソリンスタンドで洗車。洗車後、音はぴたりと止まり。車も意思表示をするものなのだわと。
この時、お財布を持って出るのを忘れたことに気付き、仕方がないので洗車代は娘に立て替えてもらいます。悲しい無一文。入院中にジャガーETCカードが使えるようになっておりまして、自分の運転では初のドキドキETC通過体験。素晴らしいです。なんて楽なのでしょう。無事に娘と荷物を届け、帰宅。夜7時。
娘と出る時には戻っておりませんでした父が帰宅しておりましたので、
e:「遅かったじゃないですか。ずいぶん病院長くかかったのね」
父:「競馬に行っていた」
あらあ、病院に行くと言ってでかけて、競馬に行くなんて。なんですかまるで、親に隠れて遊びに行く中高生のようではありませんか。正直に言ったって、誰も止めたりはしませんのに、おかしな父。このところの体力と気力の低下を思えば、競馬に行けるなんて、喜ぶべきことではありませんか。そういえば、先週は一度弟の会社にも顔を出していたよう。少し体調が上向いているのかもしれません。めでたいことです。