3月24日(土)、25日(日)絶飲食4日め、5日め


急激な体の水分の変化もあってか、終日頭痛。週末は特に大きな検査もなく、本を読んだりテレビを見たり。
食べ物に関しては、ノイローゼに近いほど気持ちが不安定になり、知人から食べ物に関するメールが届くだけでひどく落ち込んだり。同室のFさんともすっかり仲良しになり、二人で院内探索に出かけたりしていたのですが、話が食べ物のことに及ぶと、(ああ、食べられる人にはこの辛さはまったく理解してもらえないのよね、)と暗い気分に。
主治医のI先生からは、週明け26日にもう一度、血液、レントゲン、CTの検査をして、結果がよければ重湯から食事を再開してもいいと告げられる。重湯!!!嬉しい。早く、口にしたい。ここまで、入院から、一滴の水さえ口にしておりません。例えば山奥のお寺で、皆揃って断食、というのでしたらまた違うのでしょう。でも、気を紛らわすことのできない入院生活の中で、周りの人が皆食べているのに食べられないというのは、本当に本当に辛いこと。私などたった6日の断食でもこの耐え難さ。病によっては数ヶ月の絶飲食、という方もいらっしゃるとか。どれほど辛いか。もしも、ご家族やお知り合いが食事制限などになりましたら、どうか思い遣りのある接し方を心がけてあげてくださいませ。
さて、病棟にはお風呂もシャワーもあるのですが、まだ許可が出ず。体は熱いタオルで毎日拭いているのですが、髪が洗えないのが困ったことだわ。と思っておりましたら、看護師さんにシャンプーをしていただけることに。シャワールームにまいりまして、前かがみ、床屋さん方式での久々のシャンプー。すっきり爽快。
このことだけではなく、T病院の看護師さん達は、本当によくしてくださいました。皆さんお若くて器量よし揃い。真夜中に何度もの点滴の交換、採血や諸々の測定、検査への車椅子による送迎、などなど。どんなことでもいやな顔一つせずに、笑顔でてきぱき対応。入院患者が少しでも気持ちよく過ごせるように、最大限の努力をしてくださっているのが、こちらにも伝わってまいります。他の入院患者さんも皆「本当によくしてくれる」と口々に。感謝。