森下



本日は、社長の地元、森下にございます、『みの屋』という桜鍋のお店へ。半被姿の下足番さんに靴を預け店内に入りますと、広い広間の両側に細長く並べられた机。机の切れ目がありませんので、奥の席に座るには、一度廊下へ出て、再び部屋に戻ってこなくてはなりません。腰高の窓の向こう側に立った人が、少々気恥ずかしげに窓枠をまたいで入ってくるのがなんとも楽しいです。
いただきましたのは、馬刺し、桜鍋に焼き豆腐、巨大な卵焼き、べったら漬け。お味も結構でしたが、お店に漂う和やかで懐かしい雰囲気がとてもいいです。
お腹いっぱいいただきましてお店を後にし、「もう一杯だけ」と連れていってもらいましたのが、社長行きつけの飲み屋さん。6席ほどしかない小さなお店。カウンターの向こうには、着物に割烹着姿のママ。お客さんは常連さんばかり。あっという間に満席になり、更に後からきたお客さんは、自分で予備の椅子を出し、皆でぎゅうぎゅうに詰めあって、わいわい語らいながら飲み続ける。まるで、映画かお芝居の1シーンのよう。やはり、とても和やかで懐かしい雰囲気。
隣席の男性が、「いいなあ、お宅の社長は。いつも素敵なスタッフを連れて飲み歩いていて実に羨ましい。この前一緒に来た、ほら、あのスペイン人の女性も素敵でしたよね。」と。え。弊社にスペイン人のスタッフなど、おりましたかしら?ね、社長。