素晴らしき美味と、…



三ノ宮、『なかもと』のお造り。明石漁港のお魚は、(喉を行ったり来たりしてしまいそうなほど)今回もまたぷりっぷり。あっさりとした太刀魚の塩焼きも、握っていただいたお鮨も、蛤かと見紛うほど立派な浅蜊の御汁も、そしてお酒も、何をいただいても全て美味しい。かといって気取りもない。幸せを感じるお店。神戸の方が羨ましいです。



願いが一つ叶いました。トアロード デリカテッセンのミックスサンドをついに。私の好みからまいりますとパンがやや乾き気味だったものの、たいへん結構なお味。お店を訪れました時、店内には私一人だけ。しっかり写真撮影をいたしましてから、街行く人達を眺めつつ、もぐもぐと食べておりましたら、次に入ってまいりました女性が、組み合わせは多くございますのに、まったく同じ、スープ、ミックスサンド、ホットコーヒー、のセットを注文。注文時に、お店の方にした質問まで私と一緒。ほぉ、と思っておりましたら、運ばれてまいりましたサンドイッチをデジタルカメラで数枚撮影。まるで自分の姿を見ているようで。もしや、ブログなどお持ちの方かも、と。そうだとしたら、是非拝見してみたいです。あの日、あの時、あの場所で、同じ行動をとった者同士の、日記読み比べ。楽しそう。

どなたに伺いましても、奈良は美味しいものはない、との答えが。確かに。どうしてなのでしょうね、とても不思議。奈良ホテルの茶粥も、まあなんと申しましょうか。添えられた、じゅんさい入りの赤出汁はたいそう美味ではございましたが…。奈良滞在中の食事で、唯一美味しいと思いましたのがこちら、『志津香』というお店の釜飯。炊きたて熱々のご飯をはふはふと頬張れば、歩き疲れた体も喜びます。きちんとよい素材を使う、良心的なお店。

見た目はこんなに可愛らしいのに、想像を絶するお味の悪さ。一事が万事。全てがだめだめ。店名は記しませんが、皇族も訪れたことのあるという、西ノ京にございます田舎料理のお店。アンケートにはしっかりと感想を、書き記してまいりましたが、店長と思しき人物が、大型バスの観光客を受け入れる商談をしていらっしゃったようでもありますので、今後、このお店がよい方向に向かう可能性は少ないようにも。奈良の残念。

お土産はそのほとんどを、JR京都伊勢丹の地下、老舗の味コーナーで。ここはいいですね。原了郭、和久傳、井筒…必要なものは全て揃います。帰りの新幹線で飲もうかと、自分用に1本日本酒も買い求めたのですが、車内でグラスがないことに気づきまして。いくらなんでも、日本酒ラッパ飲みはしてはいけないであろう、と断念。それで、伊勢丹のお酒売り場は、コップ酒の品揃えが充実していたのね、と納得。

そういえば、このJR伊勢丹の日本酒売り場におります女性販売員。親切にアドバイスをしてくださるようでいて、実はある一つの蔵元のお酒しか勧めません。日本酒売り場へ迷い込んだほとんどの客が、蜘蛛の巣にかかった蝶のように、その蔵元のお酒を持たされてレジへ。さすが京都の商い。

黒川本家の吉野葛奈良ホテル、旭食品の旭ポンズは神戸デリカテッセンで購入。ポン酢、美味しいという話を伺い、一度食べてみたかったのです。楽しみ。