made in Occupied Japan



渋谷ロフトの家庭用品売り場の一角に『メイド イン オキュパイド ジャパン・日本の輸出用陶磁器』のコーナーが。終戦直後に、輸出用として製造されていたという、やや古臭さを感じる陶磁器が並んでおりました。その中になんと、銀座、椿屋珈琲店のウィンドウ・ディスプレイに使われているティーカップセットとまったく同じものが無造作に積まれて売られているではありませんか。しかも、一客1,050円。薄手で細かな模様の描かれた繊細な陶磁器。底の部分には、透かし模様で女性の顔が浮かび上がるという凝った作りのもの。こんなにお安く売られているとは。ただし、飾り用として使用してください、とのこと。
買い求めてしまおうか迷ったのですが、飾ってあげられる場所もないし、と諦めて帰ってまいりました。アンティークなカップなどがお好きな方。とてもお値打ちだと思いましてよ。