鹿爪らしい



昨日、読んでおりました「自負と偏見」の中に出てまいりましてから、どうにもこうにも脳内に残留してしまい、未だにまだ繰り返されている言葉、それは「鹿爪らしい」。それも「顰め面で鹿爪らしい事を言う」から、「彼の爪は厚みがあって鹿爪らしい」、「この楽器の材料は鹿爪らしい」、「鹿爪草(カノツメソウ)の根は鹿爪らしい」などなど。正しい使い方、誤った使い方、入り乱れて思い浮かべ(9割ほどが間違った使い方)、脳内大混乱。この言葉のどこが、これほどまでに私の脳を刺激するのでしょう、嗚呼。ちなみに、鹿爪らしい(しかつめらしい)の正しい意味は、「いかにも道理に適っているようである。まじめくさって。尤もらしい。堅苦しい。もったいぶっている。」。「鹿爪」は当て字とのこと。