「自負と偏見」



父のかかりつけの病院はとても大きな病院。昨日はお正月明けということもあり、おそらく恐ろしい待ち時間であろう、と病院の売店で本を一冊購入することに。なかなか読み終えることのできない、なるべく字が細かく、厚みのある本を探しておりましたところ、オースティンの「自負と偏見」を発見。以前、BBCのドラマ [ Pride and Prejudice ]、邦題「高慢と偏見」の放映を観て以来、好きな物語の一つに。まもなく公開の映画、「プライドと偏見」も、知人とご一緒する約束をしたところ。早速買い求め、読み始めることに。昨日は思いのほか早く診察が終わり、読み進めましたのは30ページほど。600ページほどの本ですので、これからじわじわ噛みしめつつ、楽しみたいと思っております。
こう並べてみますと、Prideの邦訳が微妙に違うのですよね。小説は「自負」、ドラマは「高慢」、映画のタイトルは「プライド」。再ドラマ化などございましたら、「誇り」、「自尊心」などと、また違う言葉を探すのでしょうか。例えばブロンテの「嵐が丘」などは、何度映画化されても、どなたが翻訳されても「嵐が丘」ですのに、ね。

自負と偏見 (新潮文庫)

自負と偏見 (新潮文庫)