Larson-Juhl



額装に出していた絵が戻ってまいりました。部屋をなるべく白、シルバー、赤、で統一するようにしておりますものですから、フレームはシルバーのものを。今回選びました額はラーソン・ジュールというアメリカ製のもの。柔らかい印象でしたので、木に銀色の塗装がしてあるのかと思いましたら、メタルフレームとのこと。「同じようなフレームでも、ほら、このように」、と作業台の引き出しを開けるとずらり並ぶサンプル。ごく普通のメタルフレームでも、シンプルな木の枠でも、見比べれば材質、仕上げの良し悪しは一目瞭然。“いかにも豪華”、ではない額ほど、価格の幅が驚くほど広く、高価なものはやはり完成度が違うとのこと。
「目が肥え、のめりこんでしまうと大変です。もっといい額、もっと絵に合う額、となってしまうんです」とは額装屋さん談。そういいつつ、夥しい数の美しいサンプルを見せて下さいまして、さりげなく、目を肥やさせていませんでしょうか。お客を育てるのがお上手。



「顔」