飽食の一夜



昨夜は、「麻雀の前に軽く一杯飲んでいくので一緒に」とおっしゃいます社長と、新橋のガード下、駅前ビルの地下街など、おじ様ご用達一杯飲み屋を三軒はしご。うなぎの背びれや皮の串焼き、「ソース二度づけ厳禁」の串揚げ屋さんでリゾットのコロッケなど、珍しいものをあれこれ。新宿ゴールデン街に負けず劣らず、物珍しく、楽しいエリアでした。
で、ほろ酔い気分で帰宅いたしまして、香箱。大鍋二つで茹でつつ、香箱についてひたすら薀蓄をたれておりましたら、「どうしてそんなに詳しいの?」となかば呆れ気味の家族。朝、お勉強したからざます。さて、茹でたての熱々を、皆無口になり、ひたすら食す、食す。嗚呼、鼻腔を満たすカニの香り、口いっぱいに広がる甘み、外子、内子、それぞれの口あたり、そして美酒。幸せ。漁師さんお奨めの甲羅飯も最高。香箱がたっぷりございましたので、贅沢にも、カニ一杯につきご飯軽く一膳、という配分で。この上なく美味。
伯母様、お御馳走さまでした。(来年も、ぜひお願いしたいです。ぜひ、ぜひ…。)