室町砂場 赤坂店



「蕎麦でも食べて帰りますか」と、社長に声をかけていただき、赤坂砂場へ。今までにも何度かお店の前までは連れて行っていただいたことはあったのですが、閉店が7時半とやや早いこともあり、いつも間に合いませんで。こちらのお店、お昼時など必ずといっていいほど、ぴかぴかの黒塗りの車が横付けにされ、車内で運転手さんが待っている姿を見かけるものですから、どんなに素晴らしいお店なのかと興味津々だったのです。
暖簾をくぐり中にはいりますと、「いらっしゃいまし」の声。「せ」じゃないところがまたいいです。店内は特に高級感が漂っているわけでもなく、寛げる雰囲気。9割が男性客。奥の小上がりに案内されまして、まずは、あさり、玉子やき、鳥わさ、などをつまみに熱燗を。どれも、関東、江戸、という感じの濃いめの味付けですが、くどくはなく、たいへん美味。お銚子を三本ほどいただき、最後は温かいお蕎麦を。上にのった、さくさくの海老、小柱のかき揚げがこれまた美味しいこと。つまみ、お銚子、お蕎麦、蕎麦湯、どれも供されるタイミングも絶妙。気取っていないのに、心地良い。いいお店です。
明日にでもまたあのかき揚げが食べたいぃ、という気分なのですが、女性一人や女性同士で行くのは似合わないお店。そうそう社長に御馳走になるわけにもまいりませんし。どうしても食べたくなったら、ご一緒してくださるおじ様を探さなくては…。