Moules marinières    AUX BACCHANALES



フランスやベルギーでは注文するとバケツで出てくるというムール貝。この、バケツでムール貝というのに昔から憧れておりまして。バケツとは言わないまでも、かなりたっぷり供されると聞き、ぜひ一度食べてみたいと思っておりましたのが、オーバカナルの「ムール貝の白ワイン蒸し」。昨日、遂にいただくことができました。美味しかったです。肉厚でぷっくりとしたムール貝。火の通し加減も、塩加減も、味付けもたいへん結構、大満足。
一つ、試してみようかと思いつつも試せなかったのが、ベルギー流の食べ方。まず最初のムール貝をフォークで食べた後、その貝殻をトングのように使って次のムール貝を食べる、そしてまたその貝の殻で次のムール貝を挟んで食べる…のだとか。チャレンジしてみようかとも思ったのですが、どうも貝の開き加減などから、成功しそうにもございませんでしたので、あえて危険は冒さず。今回はぱきっと外した一枚の貝をスプーン代りに使い、身をいただいたり、スープをいただいたり。それでも、貝柱もきれいに取れ、フォークで食べるよりもずっと食べやすいように思いました。次回は是非、形振りかまわず貝殻トングで、いただいてみたいです。
※写真はあまりの美味しさに貪り食べてしまってから慌てて撮影いたしました、ムール貝の殻。おご馳走さまでした。