浅間トリ牧場



草津から軽井沢へ向けて車を走らせておりますと、前方に「自然卵直売」の看板が。ちょうど冷蔵庫の卵の在庫が1個だったことを思い出しまして駐車場へ。車を降りますと、ぐわ…なに?駐車場の横が放し飼いの駐車場となっておりまして、人の姿と見るや鶏達が大挙して押し寄せてくるではありませんか。ばさばさと翼を広げ、たったったったっと大慌てで駆け寄ってくる鶏の群れ。可愛い、最高。鶏好きには、もうたまらない光景。昔飼っていた、かがみ&すずみにそっくりの茶色い鶏。一番私が好きなタイプの鶏。その鶏達がコッコッコ、クックー、と期待に満ちた目で私を見つめているのです。
売店の方に話を伺うと、50円で餌をあげることができるので、鶏達はそれをわかっていて期待して待っているのだとのこと。お店の人達が横を通っても、どうせ餌をもらえないことがわかっているので、知らんぷりなのだそうです。なるほど、それは、この熱い眼差しに答えねば、ということで1袋50円でニワトリの餌を購入。網越し投げ入れますと食べる食べる。遠くの方で、様子を見ていた慎重派のニワトリ達も走ってきて食べる食べる。楽しい!あっという間に一袋撒いてしまい、手に付いた餌の粉をパンパンとはたく、とどうでしょう。鶏達は、さあ祭りは終わった、とばかりにお尻を向けてとことこと小屋に向かって走って帰っていってしまうのです。ちゃっかりしているわぁ。
やっぱり鶏は三歩歩けば物を忘れるお馬鹿さんなどではありません。広ーい敷地を自由に走り回れる環境で育てられている鶏達は、表情が生き生きとして幸せそう。また一つ、草津ー軽井沢ルートの楽しみが増えました。次は豪華に2袋、撒いてあげようかしら。いえ、バケツに入っていただけ全部(といっても5袋ほどでしたが)大人撒き、しちゃおうかしらぁ。