コンコンブルでブルブル



先日、渋谷のフレンチ、コンコンブルにランチを食べにまいりました時のこと。たいへん混み合うお店ですので、開店時刻に合わせ、11時半にお店に到着。すると、あら?まだ準備中のよう。開店の準備が遅れているのかしら、と仕方がないので外に置かれたメニューなど見ておりますと、店内からガラガラガッシャーン、続いて男性の尋常ではない怒声が聞こえてくるではありませんか。思わず、レストランではなく、その筋の事務所に来てしまったかと心配になるほどのものすごい怒鳴り声。あな恐ろしや。次々訪れるお客さんも、中を覗き込んでは「おお、なんだか大変なことになっているようだぞ」などとひそひそ話。「おめえらの為を思って言ってるんだよおお!」などと聞こえてまいりまして、どうやらシェフがスタッフを叱っている声のよう。
10分ほどいたしまして、「お待たせいたしました」と開店。一番乗りでしたので、未だ緊張感漂う店内に恐る恐る足を踏み入れ、きょろきょろドキドキ。出てまいりましたお料理は、とっても美味しいうえに、驚くほどリーズナブルで大満足、だったのですが、何事もなかったかのようにサーブするスタッフの手の甲からうっすらと血が滲んでいるのを見落としませんでしてよ。
何があったかは存じ上げませんが、何にせよ、そういった叱責、教育は、閉店後や、オープン前早い時間など、お客様の目につかないところでするべきなのでは。便利な場所にあり、美味しくてなおかつお安い、という理想的なお店なだけに、できればこのようなことはなるべくないようにしていただきたい、と願うものでございます。