雨の認識



今夜、小雨降る六本木の人通りのやや少ない坂道を、赤い傘をさして歩いておりましたら、後ろから歩いてきた二人連れのモデルと思しきそれはそれはお綺麗なヨーロッパ系のお譲様のうちのお一人が、私ににっこりと微笑みかけ“It's no rain!!!”と。えー、降っておりましてよ、と思ったのですが、もうその長いおみ足ですたすたと雨の中を去っていってしまいました。そう言われて見回しますと、確かに六本木の街を歩く欧米人で傘をさしている人は一人もおりません。この程度の雨は降っているうちに入らないということなのでしょうか。日本人はほとんどがさしておりますのに。さてさて、この違いはいったいどこから。