空き瓶



何故、写真のジョン・ベッグの瓶は空っぽなのか。それは、私が飲みきってしまったから。先月半ばにレモンハートに問い合わせたところ、ボトル半分ほど残っている、とのお話でしたので油断しておりました。昨夜、カウンターに置かれた瓶には、ちょうど2杯分しか残っておりませんで。ハイボールと水割りとで、最後の一滴までいただいてまいりました。お願いして瓶まで譲っていただいて…。嬉しい。素晴らしい香が残っているのですよ、瓶に。これでくんくんと半年は楽しめそうです。違った意味で、これも一種のアルコール中毒ですね、うふ。
「よろしければ飲みきっちゃって下さい、心おきなく」とのマスターの言葉に甘えてそうしてしまいましたが、もうレモンハートにもジョン・ベッグのストックはないとの事。「売ってはいるが、価格が上がり過ぎて手が出ない。何人か持っていそうな知り合いがいるので、これを2本やるからジョン・ベッグ1本よこせ、というようにバーター取引で手に入れるしかない。全力を尽くしてまた手に入れておきますよ」との頼もしいお言葉。しかも、驚くほど良心的な価格で飲ませていただいたのですが、これも「シングルではなくブレンド。もっと気楽に飲めるはずのお酒。このあたりがお客様にお出しする価格の上限だと思うんですよ」との嬉しいお話。素敵なバーです、レモンハート。是非、またまいります。



Blue Cap