ガード下



「ロンドンのパブも渋いけど、有楽町のガード下も捨てがたい。」というこの東京メトロの広告。良く見ましたら、訪れた事のある場所のような。そう、以前、一度ガード下で飲んでみたい、とお願いして連れて行っていただいた事のあるお店が写っておりました。
これはとても楽しい経験でした。まず入り口で「クローク担当です。お荷物とコートをお預かりします。」と大きなビニール袋を持った店員さんに荷物を預けます。ビニール袋の口が閉じられ、お店の前に無造作に置かれた荷物はまるで資源ゴミのよう。店内に入りまして案内されました壁際の席は、低い天井が斜めになっておりまして、首を傾げていないと頭がぶつかってしまいます。私が右に首を傾げるなら、向かい合った相手は左に首を傾げているというような状況。ポットからコップに注がれる熱燗も、串焼きも美味しくて大満足。「こういったお店はあまり長居をしないのがお約束」との事で、さっさといただきささと退散。帰りに数あるビニール袋達の中から迷わずちゃんと私たちの荷物を出して下さいまして、さすが「クローク担当」と関心したものでした。