七ツ道具(火道具)



香木を香席で使用するには、香割具という専用の道具を用いて小さく分け、香炉で間接的に加熱し、香りを聞く。香席では、香を楽しむためにさまざまな道具を用います。七ツ道具は、銀葉鋏 (ぎんようばさみ)、鶯 (うぐいす)、香匙 (こうさじ)、灰押 (はいおし)、羽箒 (はぼうき)、香筋 (きょうじ)、火筋 (こじ)。

「香りと雅の世界」では、これらの火道具の他、香箱、硯箱、香炉、香合、などが展示されておりました。香箱や硯箱の蒔絵の美しさなどはもう、この手にとって撫でてみたいほど。