六国五味 (りっこくごみ)



昨日、泉屋博古館でお勉強。
香道。数種類の香木を組み合わせ、一定の主題を表現する玩香を組香と呼ぶ。この組香を楽しむ上で最も重要なものは、香りのもとである香木。東南アジアに生するジンチョウゲ科のある特定の樹木が、折れたり枯れたりして地中に埋もれ、一定の温湿度のもとで木の樹脂が化学的に変化し、芳香を放つようになったものを、香木という。水に入れると沈むことから、沈水(じんすい)、沈香(じんこう)とも。香木の分類や鑑賞の基本となるのが「六国五味」。六国は、伽羅(きゃら)、羅国(らこく)、真那賀(まなか)、真南蛮(まなばん)、寸門多羅(すまとら)、佐曾羅(さそら) 。五味は、辛(からい)・甘(あまい)・酸(すっぱい)・苦(にがい)・鹹(しおからい)。

香木、たいへん珍重されているようで、厳重に封印がされ、目方を量って保存されているとの事。ちょっと見た目、河原に落ちている木片か、鰹節のようなのですけどね。