養鶏場



ゴルフ場のお土産にいつも買っているとても美味しい卵。今日も買おうといたしましたら、一箱(三十個入り)しか残っていないとか。何事も豪快な母がどうしても三箱欲しいと申しますものですから、ゴルフ場から15分ほどの場所にあるという養鶏場へ、直接買いに行くことにいたしました。

養鶏場の方の、的確な道案内のおかげで迷う事もなく無事に辿り着き、二箱購入。以前日記にも書きましたが、大の鶏好き。コッコッコ、コケー、という鳴き声を耳にいたしましたら、どうしても鶏を見てみたくなってしまい「できましたら養鶏場を見せていただけませんか?」とお願いをすると「きれいではありませんが、どうぞ」と快く見学を許可して下さいました。一つ一つの卵を丁寧に拭いては仕分けしている箱詰めの作業所や、ストックは本当に少しだけ、という保冷室を見せていただいてから、いよいよ養鶏場へ。足を踏み入れると・・・うわぁ・・・なんとそこには三万羽の鶏達が。

鶏好きの私といたしましては、蝿が居ようが、臭いが凄かろうが、もうもう感激。壮観。すべてブラウン系の鶏達。びっしり並んでひたすら卵を産む人生、いえ鶏生。可哀相ではありますが、他の生活を知らないせいか、皆表情は穏やかで幸せそうです。ここの養鶏場はまだ古い方式。鶏舎は普通に日もあたりますし、風も通ります。今は、近隣への臭いなどの影響も考えてか、窓のない密閉した部屋で管理する方法を採っているところが多いのだとか。そういった鶏舎で育てられている鶏はとさかも白っぽくなってしまうのだそうです。

ヒヨコとして生まれてから、120日から740日まで、年間300個ほどの卵を産み続け、そして最後は業者に引き取られてスープの材料などにされてしまうとか。私が鶏を飼っていたお話をいたしますと、夏場など、体調を崩した鶏の世話をするとやはりなつくんですよ・・・、と少ししんみりしてしまいました。鶏さん達、美味しい卵を産んでくれて、ありがとう。と、これでは小学生の作文ですね。でも、ありがとう。