26 閃亞鉛礦



センアエンクワウ 新潟縣 葡萄礦山

sphalerite(ZnS)。亜鉛Zn(zinc)の主要鉱石鉱物。亜鉛の主な用途としてはトタン板、亜鉛合金(真鍮、活字合金)、ダイキャスト合金、顔料などがあげられます。写真ではおわかり頂けないかもしれませんが、光を細かくきらきらと反射させるとても美しい鉱石です。

葡萄礦山、という名に惹かれて検索してみましたところ、明治時代に鉛・亜鉛採掘を目的に開発された鉱山で、最盛期は600人から700人ほどが発掘作業をしてたそうです。良質の方鉛鉱・閃亜鉛鉱を産出していたのですが昭和35年(1960)閉山となり、現在はもう鉱口や選鉱場の跡がかろうじて残る程度で、山林に戻りつつあるのだとか。