19 コークス



コークスとは、石炭(粘結炭)を1000℃以上の高温炉で乾留(蒸し焼き)にする事によって得られる、黒灰色で金属のような光沢を持つ多孔性の燃料。製造方法は木炭に似ていて、酸素を遮断した環境で乾溜し、炭素以外の成分を揮発させて製造するのだそうです。代表的な用途としては製鉄所の高炉の燃料・還元剤。また鋳鉄を溶解する溶解炉やキューポラの燃料、還元剤として欠かすことは出来ないのだとか。天然のものではないようですが「鉱石標本」に参加しているという事は「鉱石」の仲間と考えられているのですね。