食器洗い



雑誌の表紙の松田聖子さんの写真を見て思い出した事がひとつ。昔テレビで、当時夫だった神田正輝さんが「奥様、家事は何もなさらないでしょう?」と質問されて「いや、そんな事はないですよ。食器洗いなんかもの凄く早いです」と答えていらっしゃいました。

食器洗いが早い。この事は、あまり良いことではないように思うのです。食器を洗われた事がおありでしたら、おわかりかとは思いますが、洗剤を含ませたスポンジで食器の汚れを落とす時間というのは誰でもあまり差はありません。問題は濯ぎ。この時間を短縮する事で、いくらでも食器洗いの時間というのは短くなります。出来ればお湯で、そして時間をかけて丁寧に。きちんと洗剤分を洗い流した後、更にステンレスの洗い桶に食器を並べ、熱湯をかけて仕上げるという知人もおりました。

金魚の水槽を洗剤で洗ってしまうと、いくら時間をかけて水で流しても金魚は死んでしまうそうですものね。確か、学研の科学の付録のシーモンキーの飼育セットにも「洗剤は絶対に使わないで下さい」と書かれていたように記憶しているのですが。これらの事を考えましても、人が使う食器も、できるだけ洗剤分を落とすようにした方がよろしいかと。

そういえば、昔弟が某有名ステーキチェーンの洗い場でアルバイトをした経験があるのですが「二度ともうあの店で食事はできないよ」と申しておりました。いったいどのような洗い方を?