肉まん食べ比べ



母が、「中華蒸篭をもう一段買い足したいのよ。横浜の中華街にあるお店で買ったので、そのお店へ行きたいわ」、と申しますので、昨日は横浜中華街までドライブ。途中で、「あ、いけない。サイズを確認して来るのを忘れちゃった」、と母。「戻る?」と訊いたのですが、「まあ、また出直せばいいわ」、というのでそのまま続行。週末はいつまいりましても、押すな押すなの大賑わいの中華街。祭日にしては空いておりましたのは、横浜花火大会の翌日だったということもあるかもしれません。いつも通り、豚の耳や中華食材などを買い求めながら、のんびりと散策。これもまたいつもの慶華飯店でエビワンタンと空芯菜の炒め物でランチ。
「美味しい肉まんを買ってきてくれないかな」、という留守番の父のために、評判のよい、同發、皇朝、酔仙酒家、華正楼、で計16個の肉まんを購入、食べ比べをしてみることに。
帰宅し、夕食時に蒸した肉まんを食卓に並べ、父に感想を訊ねると、「ピータンとチャーシューが食べたかったな」と、なんとも捻くれた答え。「またおそらく近々蒸篭を買いに行きますから、では、次回は美味しいピータンとチャーシューですね」。まあ一時期、なんですかへらへら笑ってばかりだった父が、最近、時には怒ったり、ひねた事を言ったりするようになったのは、良い兆しなのだと歓迎することにいたしましょう。
さて、肉まん食べ比べの結果ですが、美味しいと評判のお店を選んだこともあってか、どれもそれぞれに美味。皮もあんも、お店によってずいぶんと違うもの。甘辛い味付けが好きか、上品な塩味が好きか、皮はふわふわが好きか、どっしりしたタイプが好きか、あとはもう好みの問題ですね。口に合えばそれがなにより、かと。個人的には、酔仙酒家のフカヒレまんのあんが好みですので、もう少し皮の甘みと厚みを抑えていただければベスト。