オキチケ



今日は午前中から夜までずっと、出演者が老若男女300名以上にもなるというコンサートのお手伝い。受付を担当いたしまして、チケットのもぎりやパンフレット渡し、招待の受付などの業務をこなしていたのですが、一人の可愛らしい女性が受付にまいりまして、関西のイントネーションで「おきちけできますか?」と。

私:「はい…?ええ…うけつけ、ですか?」
女:「(あはは)いえ、おきちけです。」
私:「おきち、け…?ですか。」
女:「はい、おきちけっと」
私:「あ、ああ、置きチケット。チケットお預かりですね。はい、お預かりいたしますよ。
女:(ほっとしたようににっこり。)

というやり取りがございました。受付の仕事の1つに、出演者からのチケットのお預かりというものがございまして、事前にチケットを渡すことのできなかった家族や知人に、本人に代わってチケットを手渡すというもの。普段事務所では「預かりチケット」と呼んでおりまして「置きチケット」という言葉を聞いたのは今日が初めて。出演者の多いコンサートでしたので、その後も多くのチケットお預かりをしたのですが、全員が申し合わせたかのように「置きチケットお願いします」なのです。今日はブラスバンド系のある木管楽器の奏者ばかりのコンサート。もしかしたら、ブラスバンドの世界では、「置きチケット」、「置きチケ」というのが一般的な言葉なのかもしれません。
「受付で置きチケ」。言い難い言葉を、早口言葉で5回言えたら合格、というテレビ番組がございましたですよね。